NOVEL

□沖田夫妻と斎藤さん
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…ーーー翌日、夕刻。







「千鶴っ!!」

「お帰りなさい、総司さん…!」



3日間の短期出張を終えた総司が帰宅した。
千鶴は熱はだいたい下がったものの、まだ微熱程度の状態が続いているためベッドの上で総司を出迎えた。

…玄関まで迎えに行くと言ってきかなかったが、総司自身に千鶴がそう言い出したら無理矢理にでもベッドに居させるよう事前に電話で言われていた為に、斎藤がどうにか彼女を宥めてベッドに押しとどめていた。



「凄く会いたかったよ、…身体は大丈夫??」

「総司さんが斎藤さんを呼んでくださったので、今はちょっと怠いくらいです。」



斎藤がいるのも忘れて、いつものようにハートを辺りに撒き散らしている沖田夫妻。

斎藤からしたら見飽きたその光景に、最早ため息すら出てこない。


けれど…




「(…お前達が幸せならそれで良い)」



ため息のかわりに、決まって笑みがこぼれそうになる。

きっと、昨夜の出来事を千鶴は覚えてはいないだろう。



今朝起きた時、斎藤が家に居るのに驚いていたくらいだから。



けれど斎藤はそれで構わないし、思い出して欲しいとは思わない。



今のままが皆にとっても、自分にとっても幸せだからだ。








「あんた達は、ずっとそのままでいてくれ」


思わず口をついて出ていた言葉に、斎藤はハッする。
慌てて口を塞ぎ顔をあげるが、沖田夫妻にはよく聞こえていなかったようで「なんか言った、一君?」と総司が振り返った。



「…いや、何でも無い」



フッと口元を緩めて頭を振る。

総司が「ふぅん?」と不思議そうに言うのを背中で聞きながら、斎藤は一人それ以上何も言わずに部屋を出た。


せっかくの週末だ。


夫婦水入らずの時間を邪魔したくはない。





何も言わずに帰ったものだから、後で千鶴辺りが焦って電話でもしてきそうだとぼんやり思いながら、斎藤は自宅に向かって歩き始めた。






FIN











あとがき。。。



ハッキリ言いましょう。
凄く納得いかない。←

自分の中で、斎藤さんが千鶴を好きだったのは確定事項だったんです。
だから、ストーカー編終わったらその話を書こうと決めてました。


な の に


思い通りに文章が進まない(´-ω-`)

何度書き直したか消したの合わせたら本気で数え切れないorz
書きかけの、別の斎藤さん編がいっぱい手元にあるくらいですもん。←





文才が無いって悲しいなぁと思いつつ…

このストーリー上に盛り込めなかった設定を一応書いておきますね。





沖田さんは、斎藤さんが千鶴を好きだったことを知っています。

斎藤さんは誰にも知られていないつもりですが。

そして、千鶴も無自覚ながら斎藤さんに想いを寄せていました。
沖田さんはそれも知ってます。


けれど、それに気づく前に斎藤さんは新撰組を離れ…
悲しみに暮れていた千鶴を横から掻っ攫ったのが沖田さん。


斎千←沖



沖千←斎

になった。


てな、感じです。
すみません。昼ドラみたいな設定で本当にすみません。

ドツボにハマりそうなので、この先の設定は書きませんw
書かずとも問題ないでしょうし。




時間と気力があったら、チマチマ書き直します。




では、お粗末様でした。。。




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