ワンパンマン男主夢

□番犬とお風呂
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番犬が引っ越ししてきた






怪人が暴れまわるこのご時世だもんで

命のサイクルがはやくなったように

人の住む場所のサイクルも早くなってる気がする

ボクの住む場所が正式にQ市になった。

簡単に言うと番犬マンの縄張りが正式に広くなった

「今日から隣に住むから」

「へ」

引っ越しそばをしょって現れたのは目が死んでるマンこと番犬マン

「これつまらないものですが」

背中を向けてとれって催促してくるからそばを受け取る

「ど、どうも・・・なんか量が多いんだけど」

「ボクが食べるからにきまってるでしょ」

毎日お昼一回の野菜ジュースが朝昼晩になりました

本当になんなんだろうこの犬

「ちなみに部屋はキミの両隣と裏の3部屋全部だから」

「・・・・?」

なんで犬に包囲されなきゃならんのかな

誰か助けてください






と思っていた時期がありました。

番犬マンとお隣さんになってから

我が家の家計簿がね

出費が減ったんだよ!

最初は増えるかなって思ってたけど

番犬マン様が色々食材買ってきてくれるからさ

ボクが買うのは野菜くらいだよ

白菜とかレタスが高い時期はちょっと泣きそうになるけど

肉やら魚がほぼタダで食べれて特に問題ない

「風呂長い」

「ちょっと何入ってきてんの!?」

「え?」

「着ぐるみ脱いでたら一般人とかわらないからね!」

「別にいいじゃん男同士なんだから」

「ナニを隠せ!!」

「出ていけって言わないんだ」

「素直に聞く?」

「聞かない。」

だろ

だから無駄な抵抗はしないさ

あれ?

「背中赤くなってるけど今日は怪我したの?」

「あ、歩いてたら風で棒が飛んできたのにあたった」

『犬も歩けば棒に当たる・・・!?』

「痛くはないけど赤くなってたか」

そう言いながらも普通に背中をゴシゴシあらってる

でも丁度赤いところに手が届いてないや

「背中洗ってあげる」

「ありがと」

スポンジを受け取って背中を撫でる

ついでに直に触って治しておいてあげよう

「くすぐったいんだけど」

「ついでに治してあげたんだけど」

「真似しないでくれる」

「真似してないんだけど」

「・・・。」

めずらしく怒ったらしく

睨まれるけど全然怖くないので無視

「ぎゃーーーーーーー」

急に冷水ぶっかけられた

「ごめん手が滑った」

ニヤニヤしながら振り返る

ゆるさん

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