唐揚げに染まる僕と君の物語

□君と僕の行ったり来たり物語
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彼女はよく行くらしいカラオケボックスに俺をつれてきた

あきらかに人の多い観光地などを自分から避けているのがわかる

「気にしなくてい〜んだよ?」

そう言えば、

「あたし人ゴミ嫌いなの」

、と。

そんで

「前回行けなかったじゃん」

、と。


決して俺のことを気づかっているような素振りは見せない。

要は、ツンデレですな。
ニノといーっしょ☆
いや、一緒にしちゃいけないよね☆

「んじゃきまりね!!オケ久々〜」

俺は彼女の手をひいて勢い付けて店内に転がり込んだ。

「うわあ?!」

驚いたような声もなんだか綺麗だから参ってしまう



個室に入ったらなんか興奮しちゃって、俺は曲を入れまくった

やっぱ嵐さいっこうだね☆

俺のテンションに引きながらもマイクを持って一緒に叫んでくれるなめこがかわいいのなんの。

どーしよ。俺告白しそうなテンションなんですけれども!!!


んまあ、いいよねー♪



実際?俺すーごい彼女が好き。
いつのまにか、大好き。

初夏のあの日。その【声】に聴き惚れて、夏のあの日、その姿に魅了されて。メールなどで連絡を取り合ううちに何も考えられなくなっていた

なまちゃがなめこになって。
でもどうなの?なめこにとって、俺はVIPさんと同じ位置なの?
俺、馬鹿だからわかんない


今なめことふたりきりでカラオケボックスで歌ってる

彼女は俺について来てくれてる

そのことだけで俺は有頂天にもなれる………


ねえしょおちゃん。もういいよね?
ニノ、俺、警察に捕まらない?






俺は勇気を出して彼女の小さな肩を抱いた
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