ばいおdream

□とらいあんぐる
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息を切らしてレオン君を睨むその淡い色彩の鋭さは髪型のせいもあるのかもれないが鷹が連想された。

獅と鷹。

サバンナで食べ物を取り合うかのようにあたしを扱ってるように見えてなんだかムカついたが

とてもジェイクに会いたかったんだな…

今ここに彼が現れてから実感していた


「ジェイク」

「ふん。もう借りは返しただろ、なまえ」

「ぇ、いや、わかんな…ぃ」

「帰るぞ」

「待てよ。俺、まだ足りないんだけど。」

レオン君がなんだか笑顔でそう言うからジェイクのイライラは沸点に達してしまったらしい。

「あ、あの、レオン君…??」



「英雄さんよお。この際はっきりさせとくがなまえは俺の事が好きなんだよ‼」



「………は、はぁっ??!」


意味のわからない事を言い出したぞこのスキンヘッド!!?


「お前の事なんかカスとも思ってねえからな!!!前髪サラサラ野郎!!!」



よく言ってくれるよね…



レオン君、なんだか表情変わってませんけど。

…というか、どちらか楽しそうなんですけど。嫌な予感


レオン君がいきなり声を出して笑い出した。その様子はさっきとうってかわって阿呆みたいだった。さきほどの大人の余裕さはどこにもない。

でもかっこいいんだなこれがまた!!


「あ、あの??」

「あはは、ジェイクお前かかったな!!!あはっ」

「…は?」

「実をいうとな、ははっ」


たまった笑い涙を少しナプキンでぬぐうレオン君。

まわりのお客さんはさっきジェイクがここに転がり込んできてからずっとこっちに釘付けだ

でもレオン君が警官だから苦情も言えない状態、みたいな。

また変な事がおこったぞ、とこちらを見物し始めた
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