はりうっどdream

□イギリスでフレンチ。
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朝。目を覚ましたらコーヒーのいい香りがぷうんとした。

ひとり住むイギリスの一軒家。
誰か僕にコーヒーなんて淹れてくれる人、いただろうか?

答えはすぐそこにあった
否。、いや、そこにいた。


小さく開いたドアの隙間からちらちらと見えている小さな人影。一瞬の人影でも愛しいなまえだとわかる。

今日僕がオフだと知って朝早くに来てしまったんだろう。無論、疲れて僕は寝ていた訳だ…

悪い事したかな?

起き上がってゆるゆるとスリッパを履いた。あったかいファーがこそがしい。
そのままガウンを羽織ってコーヒーや君の面影に誘われるように歩きだした
起きたばっかりだし、飛行機の疲れもあってなんだか頭は依然とボーッとしている。

白い寝室のドアをあければ
ほら。
朝日にきらきら照らされた君の姿がみえる

カチャカチャと食器を一生懸命に洗うか仕舞うかしてる彼女。僕はまたゆっくりドアを開けて、リビングに出た。

僕となまえは今、同じ場所にいるよ

ドアが閉まる音に反応して後ろ向きだったなまえが長い髪を波打たせて振り返る

「おはよ、オーリー」

「おはようなまえ」

「起こしちゃった?」

「もう…普通は王子様がお姫様を起こすんだよ?」

僕の言葉にくすくすと小さく笑ってくれる。案外と僕は本気のセリフだったのになあ

付き合って一週間の僕ら。
最初は僕がオーランド・ブルームだからって遠慮ばっかして。その心を開かせるために僕も結構大変だったんだからね

いつも余裕もった表情を保ってるけれど苦労、したんだからね?
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