はりうっどdream

□バレンタイン企画
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少しすればなまえはとてもご機嫌になっていて、読書している私の傍らに座ってたまに私の口にチョコレートをほおりこんでくれた。

不器用だけど、まっすぐな、彼女の愛情表現だ。わかってるとも。

本を読みながらたまにチラリと横を見ると、フと目と目があう。

私の緑がかったそれが彼女の漆黒の瞳にうつっていた。キレイだった

彼女はとても幸せそうな表情をうかべて私を見ていた

「幸せかい?」

そんな率直な質問をすれば

なんの迷いも見せずにコクリとうなずいて屈折のない笑顔をこちらに向けた

暖炉の薪がパチリと音をたてた



「ハリソンは?」

「なまえがそばにいる。幸せだよ」


私も微笑みかえせば、またふたりで笑いあった。





でも今日。実は私からもプレゼントがあるんだよ?
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