*novel*
□*だーいすき!*
1ページ/6ページ
──ちく──たく──
ドクン、ドクン……
だーいすき!
『…さくら。』
ある日の放課後。
『明日は土曜日だし…っその…何処か行かないか?』
『ほぇ?お出かけするの?』
小狼は顔を真っ赤にさせながらコクコクと頷いた。
『い、嫌ならいいんだ!』
『ううん!行く!!』
さくらはとびきりの笑顔で答えた。
『明日ね!約束っ。』
と言って右手の小指をだし、小狼も答えるように真っ赤になりながら小指を出した。
『ゆーびきーりげんまん、うそついたら針千本のーます!ゆーびきった!
小狼くん、絶対行こうね。』
『あぁ。』
さくらは嬉しそうに微笑み、小狼も同じように微笑んだ。