FTnovel

□interaction*
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グレイに勧められるがままに脱衣所へやってきて、服を脱ぎ捨て浴室へと足を踏み入れると、そこには全身を余すとこなく映すことのできる大きな鏡が1枚。

あれ、こんな鏡あったっけ…

怪訝に思いながらも、蛇口を捻り頭からシャワーを浴びながらグレイのことを考え始めると、そんなことは何も気にならなくなっていた。




俺はグレイが大好きだ。グレイはいつも俺の傍に居てくれて、いつだって優しい。

子供の頃は喧嘩が絶えなかったけど、今はあんまりしなくなった。それはグレイがいつも一歩引いてくれるから。
時々変なことはされるけど、いつも俺に気を使ってくれて、グレイが俺に文句を言うことなんか滅多にない。
俺はそんな優しいグレイにいつも甘えっぱなしで……


俺って、グレイに頼り過ぎなんじゃないかなぁ。

俺だってグレイに頼られたいし、グレイを甘やかしてやったりもしたい。なのに、アイツがいつも優しすぎるから、俺はそれを実行に移すことができないでいる…


はぁ。
いったいグレイは俺なんかに満足しているんだろうか…。
自分は恋人らしいことは何一つしてやれていない気がする。こんなにもグレイのことを毎日思って、愛しているのに。それがちゃんとあいつに届いてるんだろうか……


ナツはグレイのことで珍しく思い悩んでいた。
そんな矢先にふと感じた違和感。


なんだろう。突如として現れたこの身体のむず痒さ……。
それにさっきから、やけに鼓動が速い。くらくらする。


「ァ……ハァ…ハァ………ん……なに……こ…れ…」


やがて頭上から降り注ぐシャワーの一粒一粒が、皮膚に触れる度にジンジンと痺れをもたらす。

「あぁ゙……なんかぁ……へん…」


全身の力が抜けて、ふにゃりとその場にへたりこんだ。

ふと、目の前の鏡に目がゆく。


「……ッ//…」

なんだこれ。
どうなってんだ。


ナツは自分の姿を見て瞠目した。


顔は薄赤く染まり、目に涙を溜めて、そしてナツの性器はシャワーから受ける水の粒の刺激だけで、天に反り返っていた。


嘘だろ、なんなんだよっ。


シャワーを止めようと蛇口へ手を伸ばそうと試みるも、身体が痺れて力が入らず上手く動けない。


「ぁ……ゔぅ……ぐ、…れいぃ…」

未だに状況が上手く飲み込めず、突如として自分の身に起こった異変に混乱しながら、上手く声にならない叫びをあげて台所にいるであろうグレイに助けを求める。


すると、まるで思いが通じてくれたかのように、浴室の入口が開く。


「……ァ……や…ぁ……ぐれ…いぃ…から、だ……へン……た、たしゅ、けてぇ……」



グレイはナツの異変を見て、驚いたように目を見開く。



「ちょっと量多すぎたか」


ナツには理解できない独り言を呟くと、着ていた服を全て脱ぎ捨てる。そしてそのまま浴室へと足を踏み入れると、ナツの背後へと周り、力の抜けたナツの肢体を抱きかかえるような姿勢をとる。


「……ぇ……ぐ、れい?」


「なァナツ。いま、どんな気分?」

ナツの耳の裏をペロリと舐め上げて、妖しい声で問う。


「ぁううう!!……ジンジン…して………あ、ついぃ」


「でも気持ちいいだろ?こんなに勃たせちゃって」

「ああああぁ!!ゃ……さわら、ないでぇ…」

グレイは完勃ちしているナツの竿を、右手の人差し指と中指の間で挟み込み、弄ぶようにユラユラと刺激を与え、もう片方の手でぷっくりと膨らんだ赤く色づく蕾を弄ってやると、ナツは今にも達しようとビクビク腰を痙攣させる。


「…ッは……ぁ……い、イ…く…………ぁ゙っ……」



最後に亀頭を軽く弄ってやれば、簡単に精液を吐き出した。
射精というよりは、絶頂。
薬によって敏感になっているナツの身体には、その表現の方がぴったりである。

どっと押し寄せる吐精感にナツは身を任せてグレイの胸板へともたれ掛かる。
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