8059

□何でも無い日々
3ページ/6ページ



〜放課後〜

『やっと終わったぜ…』
『ご、獄寺!今日数学の時助けてくれてありがとー!
ほんと分かんなかったから助かったよ!』
『いえ!とんでもない!
また、困った時は言ってくださいね!』

十代目が何度も俺に頭を下げてくるので
俺は『いいんですよ!顔を上げて下さい』
と、何度も言った。

『あ、でも、今日補習あるんだよね…。
先に帰ってていいよ』

なんだか、淋しそうな笑顔に見えたから
『大丈夫です!お手伝いします』
と、言った。

山本の部活が終わるまで時間あるし
それに、寿司も作ってくるんだ。
多少遅れても大丈夫だろうと思った。












『やっと終わったぁ!げっもう8時じゃん!ごめんね!獄寺くん!』

『いいんですよ!気になさらないで下さい』

口ではこう言ったものの
流石にこの時間はマズイと思った。
山本…待ってないといいんだが…。

俺と十代目は支度をすませて
学校へと出た。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ