SAO-the after-6year-

□晩秋
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10月半ば街は紅葉色に変わり始めていた、土曜の休日和人は自宅のガレージで自分の4駆にキャンプ道具を積み込んでいた。
毎日の仕事で神経過敏になっている気持ちを、アウトドアにシフトしてキャンプするようになっていた。
そこに携帯がなった。
〔和人君まだなの?待ってるけど〕
「今終わったから、すぐ行くよ」
〔家の前で待ってるからね!〕
「分かったよ…」
電話の相手は白山 茜で和人の勤務先の同僚である。
和人の業務はIT関連の仕事をしていて、配属部所は開発設計で和人はその設計部門を任されている。
茜は事務職で勤務中は和人と会えないが、食堂で知り合った。

車で走る事10分茜の家の前に着いた、門前で茜が手を振っている。
「悪い遅れて」
「待ちくたびれたよ…」
そう言いながらドアを開けて乗り込む。
「食材後ろに置いておくね!?」
予め茜に食材の買い出しをお願いしておいた。
「じゃ出発」
「あれ?今日行くところどこだったかな?」
「もう忘れたか?N-AUTO CAMP だよ」
「げ〜90分くらいかかるのか…」
「文句言わないの、勝手に付いてきて」
「何よ…別にいいじゃない」
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