SAO-the after-6year-

□エピローグ
1ページ/1ページ

あれから40年くらい月日が流れ和人と直葉はお互い60歳を超えていた、和人は現役を退き35歳の時に事業を始めたインターネット関連の会社を立ち上げ2000人の社員を持つ会長になっていた。
一方直葉は大学を卒業してスポーツカウンセラーになり、ある学校の剣道部の監督を務めた。
今となっては和人と同じく現役を引退して家庭にいる。

あれからSAOのメンバー等は散り散りになり顔も合わせなくなったが、ネットのSNSで情報を共有している。
明日奈はアメリカで夫と孫で暮らしていて軍事用のアミュスフィアを世界中に広めた、簡易型アミュスフィアを軍事機関と軍人家族に普及させ功績を讃えられ豪邸に住んでいる。

里香はあれからオフ会で知り合った男と北海道で農家を経営し、里香はこじんまりしたお店を開いて洋食屋をやっている。

桂子はハーバード大学に進み現在はモナコの大富豪と暮らしている。

長田はあれから探偵事務所を設立し社長になり現在は講師をして妻と暮らしている。

茜は今カナダの方で暮らしてはいるが、つい最近までは和人の会社で働いていた。

「和人〜早くしないと愛美が来るわよ」
「そうだな、こちらも済まさないと」
愛美とは和人と直葉の間に産まれた1人娘であり、今日は嫁ぎ先から子供を連れ桐ヶ谷宅に向かっている。
ダイニングテーブルに食器を並べてる時奥から母親の翠が歩いてきた。
「まだ来ないの?」
「まだのようね」
父親は既に他界し母親と和人と直葉の3人でこの家に住んでいる。

玄関のドアが開き子供の声がした。
「おじいちゃんおばあちゃんいる?」
「要ちゃんに杏子ちゃんいらっしゃい!」
和人と直葉の娘と子供が東京から実家に里帰りし、久しぶりに楽しい時間を満喫する為ゴールデンウイークに車で到着した。
「ひいばあちゃんこんにちは!」
「はい、こんにちは!」

リビングに翠と和人に直葉と愛美がソファに座って会話していた。
「お婆さんは白髪増えたわね」
「言わないでよ〜和人達なんかもう白髪混じり始めたしね」
「もう母さんたら〜」
「しかし愛美もスグに似てきたな!」
「そうかな?」
愛美は背格好は和人似だが顔立ちは直葉に似てきた、孫も何処と無く似てはいるが愛美の旦那の血も入っているので素直には喜べない。
「おじいちゃんこっち来て〜」
孫の要が箱の中身開けて何かを持ち呼んでいた。
「どうしたんだ?」
「ねぇ!これVRMMORPGなんでしょう?」
「懐かしいな、良く知っていたな」
「SAOってどうだったの?聞かせて〜」
「よ〜し、昔話しをしようかな」
「わ〜い」
要の好奇心に負けて四十数年前の思い出話しをした。

ーアスナありがとう、素敵な人生に背中を押してくれて。ー

[FIN]

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ