立海

□喋りかける方法
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赤「丸井先輩!俺、どうしたらいいっすか?」

丸「何がだよ。」

赤「仁王先輩に喋りかけれないんっす!」

丸「・・普通にすりゃいいじゃん。」

赤「無理っすよ!話題、何もないんですよ!」

丸「じゃあ、あれだ。無理だな。」

赤「えぇ!そんな事言わないで下さいよ〜!」

幸「赤也。」

赤「ぶ、部長!?」

幸「俺にいい提案があるんだけど、やってみるかい?」

赤「やるっす!」

丸「あんまり期待しない方が、いいぜ。」


翌日


赤「仁王先輩!これ仁王先輩っすのか?」

仁「おぉ、赤也か。お前さんから、話しかけてくるとは珍しいのぅ。」

赤「そ、そうっすか?」

仁「で、何じゃったけ?」

赤「あ、コレっす!幸村部長からこのハンカチ、仁王先輩のって聞いたんっすよ!」

仁「これ、どうしたんじゃ?」

赤「中庭で拾ったんっす!」

仁「そうか。礼を言ってやりたいが、これは俺のではないな。・・確か、真田のじゃなかったかのぅ。」

赤「げっ・・マジっすか?」

仁「なら、聞いてみんしゃい。・・真田、ちょっとこちに来てくれんかのぅ。」

真「む。・・何だ、仁王。」

仁「このハンカチ、真田のじゃろ?」

真「確かに。俺のものだ。」

仁「赤也が拾ったんじゃ。」

真「赤也、助かったぞ。礼を言う。」

赤「・・ど、どうもっす。」

仁「・・・」

赤「・・・あ、あの」

仁「何だ?」

赤「・・何もないっす。」



仁「ククッ・・赤也はやっぱりおもしろいのぅ。」

赤「え?」

仁「好きじゃ、赤也。俺と付きおうてくれんか?」

赤「は?」

仁「分ってるぜよ。お前さん、俺が好きなんじゃろ?俺との話題作る為に、子芝居までしたんじゃから、確信がついたわ。」

赤「え!?分ってたんすか!?」

仁「認めたな。」

赤「あ。」

仁「これだから、虐めかいがあるぜよ。」

赤「仁王先輩、酷いっす!」

仁「赤也、次はもっと上手くしんしゃい。」

赤「勉強するっす!」

仁「それとじゃ、さっきの告白はOKじゃな?」

赤「はい!思ってくださいっす!」


end
 

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