夢小説

□好きな人
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[好きな人]



 「侑士って、好きな人いるの?」



 あたしは、なんとなく聞いてみた。



侑「え?どないしたん?」

 「ん?なんとなーく。」

侑「興味本意やな。」

 「で?いるの?」

侑「まぁ、一応おるで。」

 「一応?」

侑「その子とは、友達みたいな関係やしなぁ」

 「ふーん。」

侑「・・自分はおるん?」

 「あ〜そういうの考えた事ない。」

侑「やろうな。」

 「でも、この頃は考えてる。」

侑「何でや?急に。」

 「いや、がっくん彼女いるし。鳳もいるし。侑士だって好きな人いるし。そろそろ考えないとね?」

侑「つまり、焦ってるわけやな?」

 「まっ、正解?」

侑「ほな、俺と付き合ってみいひん?」

 「は?好きな人いるんでしょ?」

侑「俺の好きな子知りたい?」

 「いや、別に」

侑「自分やで。」

 「は?自分が好きなの?きもっ」

侑「・・違う。こんな時にボケんといてーや。」

 「何?どういう事?」

侑「だから、要するに俺は名無しさんが好きやねん!」

 「え?」

侑「名無しさんの事好きやから、名無しさんも俺の事好きになってみいひん?」

 「・・考えとく。」

侑「期待して待ってるな。」



 end

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