長編短編FE

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目が覚めたとき、私は寝台にいた。
視点が定まらない中、美しい女性がいるのを見た。


話してみたら彼女はリベラ殿という僧侶らしく、女性でも僧侶になれるのかと聞いたら

静かに「私は男です…おお…神よ…」といわれて申し訳なくなった。



「クロム様が先ほどまでいらっしゃったのですが…」


「そう…」



居なくなってから目を覚ませてよかった…



私は少しリベラ殿と話した後で、礼を言って病室を出た。




そしてあの戦闘から、私はまたふさぎ込んだ。


前と違うことと言えばリベラ殿の教会を1日30分貸し切ってもらうことだ。


私は毎日、毎日カイン殿に語りかけた。



「カイン殿はあの時、俺はそんなに祖父と同い年に見えるだろうかと落ち込んでいましたよね
実は内心焦ってましたよ。

だってカイン殿が祖父だったら私は孫くらいの子供にしかみてもらえないって思ったから。

けどその後にーー…」



届くかわからないけれど、十字架に向き合って語る。


この十字架は英雄マルスを称えるもので、アリティアの騎士達の魂が眠るとも言われている。


だから私はわざわざここに来ているのだ。
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