短編進撃andキルラキル

□あと五秒
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「じゃじゃ〜ん!おっはようジャン!今日も大好きなんだぜジャン!」

「おう」

「今日も愛しちゃってるんだぜジャン!」

「ちょっとだまっとけカヤ」

「そういうところもかわいいよジャン!
まじジャンかわいいよジャン!」


「朝からジャンジャンジャンジャンうっせーなおい!

てか毎朝毎朝あきねぇなお前は!
毎日言うから効果が薄れんだよ」

「え、たまになら効果あるわけ!?」

「いや、ない。」

「そんなきっぱり!

でもやっぱり毎日言えば好きも積もれば愛となるだよ!」

「なんかちげぇ」




104期生達の朝は、このやりとりを聞くことで始まる。


毎朝このやりとりが続くため今ではちゃかす者も、気にする教官も居なくなった。


むしろこれが定番であり、これがないと起きれない者もいるほどである。



しかしこのやりとりが始まった当時は大変だったものだ。

みんなはちゃかすし教官にはしかられるし(毎朝のことなのでサシャのせいと言うことでは収まりきらなくなった)ジャンは冗談だと分かっていても赤面だった。



もちろん、初めて言われたときはカヤだって真面目な様子だったので

ジャンも「すまないけど、お前のことはあんましよくしらねぇんだよな」と真面目に返したものだ。



しかしこの返しが悪かった。

知らないなら知ればいいと割り切ったカヤはいつもこの調子である。
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