短編進撃andキルラキル
□デッカい背中
2ページ/2ページ
「ちょ、ベル!ライナーには内緒ね!」
「え…カヤ?」
こんなライナーは放っておく方が無理だ!
私はライナーのいるベッドにあがると丸くなっているライナーの背中に触れた。
「カヤやめなよ…」
ベルの制止の言葉は無視。
そのままライナーの背中に自分の背中をくっつけて丸まった。
あ。あったかい。
呼吸とともに動く背中はライナーが生きている感覚を私に与えてくれる。
死と隣り合わせの世界に行くためにする、毎日の苦しい訓練。
時には人間らしさというものすら忘れそうになる日々の中で
人の体温は変わらずに、暖かかった。
「やばいあったかい…」
「カヤ…」
「ねぇベル、内緒だよ?」
「う、うん…」
「私、ライナー好きかも〜」
「…え?」
大きな背中
後書き
実はライナー起きているっていうね…(笑)