短編レジェンズ&FS

□怖がらないで
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※夢主はディーノの姉


 昔、大きな野良犬たちに追いかけ回されたことがあった。

わんわんと大きな声を路地裏に響かせて。

シュウがいなかったら今頃どうなっていたか。

気をつけていればそんなことにならないし、そもそもそんな体験をする人の方が少ないことも分かっているけれど、
それ以来私は犬が苦手になってしまった。

実際、あのとき追いかけてきた犬はそれほど大きくはなかったかも知れない。

けれど幼かった私にとってはとても大きかった。


 最近、小さい犬に追いかけ回されて手をかまれた。

小さい犬ならば大丈夫だったけれど、あのときの恐怖がフラッシュバックしてきた。

メグがいつものチョップで助けてくれなかったら、危なかった。


犬はダメだ。


だからシロンが来たときに、犬の姿じゃなくて良かったと思った。

だってあの大きさで犬だったら相当大きいし、カムバックしても小型犬になりそうだもの。

安心した。

なのに……なのに。

なんでうちには……


「我ら、種族は違えども!」

「運命をともにすると誓い合い」

「固い絆で結ばれた」

「グリードー」「ウォルフィー」「リーオン」

「「「三人そろってGWニコル、ハッ!!」」」


オオカミのレジェンズがきたのよおおおおお!
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