短編レジェンズ&FS
□バレンタイン
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※「怖がらないで」の続編で夢主はディーノの姉
今日はバレンタイン!
ここは毎年私の手のふるいどころである。
でも今年はいつもみたいにディーノや同級生にあげるのが目的ではない。
ディーノの友達になってくれたシュウ、メグ、マックとそしてレジェンズ達にあげるのが目的でだ。
みんなはいつも私とも仲良くしてくれるしレジェンズのみんなにもいつも助けられているから、感謝の気持ちを示したいのだ。
前日にはメグと一緒にチョコやラッピングを買い込んで一緒にチョコのお菓子を作った。
メグはさすが女の子ってだけあって手際が良くて助かる。
「メグは、シュウに本命をあげるの?」
「なっ……!そんなわけないでしょー!!」
「やだなぁ、もう照れちゃって」
「照れてない!…そういうカヤは何を作ってるの?」
「ああ、これはクッキーだよ」
「クッキー?でももう数は足りてるんじゃ?」
「いや、あのねこれは…ウォルフィーのなの」
「なるほど!でもなんでわざわざ」
「ほら、ウォルフィーってもしかしたらチョコがダメなんじゃないかなーって思って」
「カヤがいうならそうかも知れないね」
「へ?なんで?」
「だって最近二人ともよく一緒にいるから。
以前はむしろ距離を置いているように見えたけど…」
「まぁいろいろあってさ…」
そう、以前犬嫌いだった私もとりあえずウォルフィーだけは大丈夫になって、
それ以来よく一緒にいるようになったのだ。
大丈夫になってみるとウォルフィーは面倒見も良いし、一緒にいて楽しいことに気がついたのだ。
「まぁとにかく、あとちょっとだしがんばるか!」
「おー!」