短編ONEPIECE
□着せ替えちぇけら
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観念して静かに化粧された後でアタイとユースタス・キッドは町へ向かった。
片っ端から洋服屋に連れられてもはや着せかえ人形のようだ。
アタイはこういう服は似合わないって言っても聞き入れてくれない。
それに恥ずかしいから勘弁してほしい。
途中、ユースタス・キッドは酒場を予約しておくと言って(割と律儀である)酒場に入っていった。
アタイは酒場に近い噴水の前で待つことにした。
んー、服装が派手で恥ずかしいなぁ…
「お嬢さん、独り?」
んー…、レースとかひっかけそうでいやだし。
「おじょうさーん」
スカートは足元すーすーして落ち着かないし…
「おじょうさーん!」
「ふぁい!?」
何だ何だ!?
急に肩を叩かれてそちらを向いたら、若いおにーさんがいた。
もしかしておじょうさーんってアタイに言ってたの…!?
「おじょーさん良かったら俺と遊びに行かない?」
「はぁ…初対面ですよね?」
「なーに言ってんの、かわいい人なら初対面とか関係ないからさ!」
「はっ…!もしかしてナンパされてるアタイ!?」