短編GIANTKILLING

□持田
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※持田の高校時代かってに作りました




なんだか、すごく遠くなってしまった。



確かに高校時代から、いやそれ以前からモッチーはすごかった。

さすがに高校以前はわからないけど、モッチーにとって最後の高校サッカー選手権は今でもよく覚えている。


私はサッカーに興味はなかったけど、たまたまテレビをつけたときにモッチーはゴールを決めた。


なのに、モッチーは喜ばずに直ぐにボールをセンターサークルへ持って行った。

高校サッカーの選手はこんなに冷めているのか、と思ったけど
試合が終了して優勝が決まったときにモッチーはすごくすごく喜んでいた。


今ではあんな喜びようはなかなか見られないってくらい。



そのあとモッチーが私の住んでいる東京のチームに入団することが決まって

あの試合に感動した私はよく見に行くようになって、すぐにモッチーだけじゃなくサッカーの魅力にも気が付いた。




以来私は東京Vのサポーターだ。



当時からモッチーは人気だった。
高卒のルーキーで実力もあるからサポーター歴の長い人から学生まで幅広い支持を受けていた。
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