紫の妖精部屋
□リボーンのあれ。 ((
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ある日、陽泉高校体育館で1人の小さな少年が紛れ込んだ。
「ガハハーランボさん登場だもんねー!!」
高々と笑う牛柄の服をきた少年というには幼すぎる子供、ランボ。
そこに偶然早く来ていた紫原敦は呆然としていた。
「ふーん…で?」
「なっ、ランボさんをバカにするなあああああっ!!」
いきなり泣き出した少年……幼児ランボ。
頭から大きな紫のバズーカを出し紫原目掛けて放った。
ボフンッ
大きな音、そして煙を立てる位の威力のバズーカをくらった紫原。
偶然その瞬間に居合わせた陽泉高校男子バスケットボール部のレギュラーは紫原に駆け寄る。
「「紫原!!/アツシ!!」」
煙が引いていく。
先ほどの幼児ランボはどうやら逃げ出したらしい。
完璧に引いた煙。
そしてそこに居たのは208cmの練習着を着た紫原敦ではなく…
「も〜何なの?」
明らかに200cm以上ある巨体。
パティシエの格好をしている。
「「!?」」
陽泉高校バスケットボール部は皆驚いた。
なぜならそこにいる青年は…
紫のけだるそうな瞳。
帽子から少しはみ出た紫色の髪。
200cmなど優にこえてるその巨体。
そう。明らかに紫原敦なのだ。
「ア、アツシかい…?」
氷室が尋ねる。
「ん?そうだよー」
「すまないが今何歳なんだい?」
「えー…と…26。」
「「!?」」
驚く陽泉高校バスケ部。
だが氷室は至って冷静だ。
まあ、見た目は、だが。
内心は…
「(ヤバい10年後のアツシエロい。俺鼻血大丈夫かな。にしても色気ムンムンだな、おい。)」
などと不埒な事を考えていた……