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□Happy Birthday!!
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「…4月30日かぁ…」


PCのデスクトップに表示された時刻を見ながら呟く。


「4月30日がどうしたんですか?ご主人」


「………」


エネが不思議そうに尋ねてくるのを無視してみる。


「…ご主人が答えてくれなかったら私、ご主人の秘蔵フォルダの中身をバr「俺の誕生日なんだよ」そうなんですか〜」


全く、こいつは…


「まぁまぁご主人。友達いなくて祝ってくれる人がいないからって落ち込まないで下さい」


「うっ…」


こいつ故意に言ってるな…


まぁ、事実なので反論できない。


そんなショボくれた俺に、


「そうそう!ご主人にメールが来てますよ!」


メール…?


こんな夜遅くに誰なんだ…?


訝しげな俺の前でエネが開いたメールを見ると、それは


「夢羅!?」


え、いや何で!?


確かに、たまにネトゲとかしたり話したりするけど!?


え、えぇっ!?


「落ち着いて下さいご主人。キモいです」


「うるせぇっ!」


キモかろうが何だろうが気にしない!!


現実の知り合いから、しかも女子からメール!


そんな高揚感に胸を踊らせながら本文を読むと、こう書いてあった。


ー『シンタロー君へ


お誕生日おめでとう!


本当は直接言いたかったんだけど、昼間はちょっと忙しくて…


それで、言いたいことがあるんだ!


あの、ね?


私…





シンタロー君が、sすす好きなんです!


あの、えっとごごごめん!


けど、えっと…良かったらその!


と、とととにかくおおお誕生日おめでとう!


それじゃあ!


夢羅』ー


「………」


「ご、ごごごご主人!?しっかりして下さい!てか鼻血!?…ってぎゃぁあぁぁご主人ーーー!!」


あははは…


俺はもう、死ねるわ…


「夢羅大好きだーーー!!」


「ご主人落ち着いてええ!」


→おまけ
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