妖精の詩
□act.1
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ここはザバン市、多くの人が行き交う大きな町だ。
何故か、今日は特に殺気立っている。
そんな中、一人の可憐な少女が定食屋の前に立っていた。
ここがハンター試験会場かぁ…、私、合格できるかなぁ?
はうぅ…怖いけど、行くしかないよね…!
私は思い切ってドアを開ける。
《ガララッ》
「へいらっしゃい!ご注文はー?」
『え、えと、あの…
ステーキ定食弱火でじっくりで…』
「あいよー」
「お客さん、奥の席どうぞー」
言われるがままに部屋に入っちゃったけど合言葉、間違えてないよね…?
そのまま部屋の中央でじーっとしていると、部屋が下がっていることに気付いた。
《ウィーン》
エレベーターになってるんだぁ…!
やっぱり間違えてなかったみたい。良かったぁ…!!