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□愛の形
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その日は突然…やってきた
「うちの若様を存じないとは…これは驚いた」
変わった風貌の男達に
私は親と恋人を殺された
そして連れられ辿り着いた此処は
…ドレスローザ
「しかし若様に見初められるとは、何とも幸せな方ですな」
「若様」と敬われる男とは
王下七武海にしてこの国の国王
「フフフフフ…そんな顔で睨むなよ」
初めて会った時からいつも、そう…
「不自由はねぇからいいだろ…」
不気味な笑みを浮かべては
私に豪華な服や宝石を与え続ける
が、決して身体に触れようとはしない
私から大事なものを奪い
殺風景な広い部屋に囲うその目的は
一体、何…?
そんな疑問にすると彼は
「セックスなら他の女で十分だ。俺が欲しいのは…全てが崩壊した果てのお前が泣きながら俺に縋り付く…未来」
…この人
「フフフ…フフフフフ…」
狂ってる…