リク小説
□酒は程々に…
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今日はのんびりとルナと遊んでいる。
最近は、ヤギに関する事件は無いしバイトはお休みだし…庵さんは朝から出掛けてるしだから、今日は普段遊んでやれない分沢山、ルナと遊ぶんだ!!
「ルナ、コッチおいで」
ルナはニャーと一声鳴くと僕の近くまで来てくれる。
「ルナは可愛いな…!」
僕はルナの背中を精一杯優しく撫でてあげる。すると、ルナは気持ち良さそうに喉をゴロゴロ…鳴らす。
本当にルナは可愛い!!
(でも…庵さんと今日はルナを連れて散歩しようと思ったんだけどな)
一時すると、ルナは何処かに言ってしまった。
「はぁ、ルナまで居なくなっちゃった……暇だな」
一人、リビングでテレビをつけてゴロゴロしていたら何時の間にか眠ってしまった。
――夕方――
「う、…ぅん……」
(あれ、僕いつの間に寝てたんだろう?)
目が覚めた時にはもう、すっかり日は傾き沈みかけていた。ルナと庵さんはまだ、帰って来て居なかった。
その時…――
―――ピーンポーン…
(誰だろ?)
僕は返事をして玄関のドアを開けると……
「けーい…」
「庵さん!?」
ドアを開けると庵さんがたっていた。
「圭………」
――抱きっ
「ちょっ!庵さん!!」
庵さんはいきなり僕に抱き着いてきた。いつもの庵さんじゃないことに混乱していると、庵さんからかなり強いお酒の匂いがした。
「庵さん…酔ってる?」
「ん、酔ってない……」
「嘘つかないで下さい!ほら、水飲みに行きますよ何時までも玄関に居たら邪魔なだけなんだから」
庵さんはフラフラとおぼつかない足取りで僕に支えられながらリビングに行く。
「ちょっと待ってて下さい」
庵さんをソファに座らせてキッチンに行きコップに水を注ぐ。
「はい、どうぞ」
「うん………」