腐話
□そんな気がした - ☆
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「ユ、ユーヤ?」
夜中の12時は過ぎただろうか。
寮で寝ていたコノネは、突然自分に覆い被さったユーヤに驚き目を覚ました。
まさか、とは思う。
しかしユーヤはそんなことを…ましてや、相手が嫌がる中するような人じゃないとコノネは信じていた。
「なにしてるの…?ボク、寝たいんだけ…」
「今夜はお前を抱く」
「…………へ?」
さらりと何でもない顔で、とんでも発言をしたユーヤ。
想像しなかった、いや、絶対にそんなことはないだろう事が起こると確信したコノネは、途端に抵抗を始める。
しかし、そこはやはりコノネ。
ユーヤに勝てるはずもなく、あっさり近くにあった紐のようなもので手を固定された。
「えっ?!えっ?!」
「…俺が発情しないとでも思ってたのか?」
「はつ…ッ?!」
「俺も男だ。好きな奴を抱きたいときだってある」
「で、でもボクはまだ心の準…んん!」
ユーヤを説得しようと試みたコノネだが、呆気なく口を塞がれてしまう。
軽いキスから、深いキスに。
ユーヤの舌がコノネの口内を舐め回し、舌を吸い取る。
「んっ…ふ……は…」
ユーヤはキスをしながら、着々とコノネの服を脱がしていく。
抵抗しようにも抵抗出来ないコノネは、ただただ脱がされるしかなかった。
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