腐話
□揺るがぬ想い - ☆
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「明日からだな、あの人らが来んの」
「そうですね」
「やっぱ忙しくなんのかねぇ」
「あたりまえでしょう」
「………」
さっきから、相棒の返事が冷たい。
明日自分たちの元に大事な人が来るため、準備をしている相棒のハルトは、こちらを見ようともしない。
なんだか少し、いらついた。
「……なぁ、ちゃんと俺の話聞いてんのか?」
「聞いているでしょう?それより、早く準備を終わらせなければ間に合いませんよ」
「………わーったよ」
ハルトは自分のことをちらりと見ると、すぐ準備に取りかかってしまった。
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