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□独りぼっち
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花開院家にある一つの依頼が来た。
そこから全てが変わり始めた…


竜二「依頼人はあの、日比野家か…。」
日比野家とは、かつて花開院家と関わりのあった家である。
日比野家からは才能のある者が多く出る。
実際、日比野家から何人か花開院家に本家入りしていた。
しかし、ここ数年、日比野家とは交流がなかった。
日比野家は完全に表社会で生きていくことを選んだからだ。

日比野明希。(ひびのあき)
日比野家の高校一年生になる娘だ。
今回、彼女に異変が起きたらしい。
それで、信頼のあった花開院家に依頼したとか。

依頼内容は異変の原因を突き止めて、解決すること。
日比野家は田舎でひっそり暮らしている。
明希だけ花開院家へ寄越すので、解決までは明希を花開院家に泊めてやってほしい。

(勝手な話だ…)
そう思っていたのに、竜二は明希の依頼解決まで面倒を見る役になってしまった。
部屋がないので、ゆらと明希の部屋を同じにしよう。
そう考えながら、竜二は駅へと明希を迎えに行った。



これから起こる運命のいたずらなどには気付かずに
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