無酸素状態
□開かない鍵*3
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ぴんぽーん。
『ん…?
ア○ゾンかな…?
ゲームきたのかな?』
そう思って玄関まで降りて
『はーい』
がちゃッ
「本当にアニメのキャラみたいっスね兄貴!!!!」がばぁッ!!
『くぁwせdrftgyふじこlp』ブクブク
なんでだろう、
口から泡があふれ出てくる。
「輝兎!??」
〜輝兎の部屋〜
『…金髪碧眼のイケメン留学生ってさぁ…なんて乙ゲー?』
すげえ綺麗な目で…いや、色じゃなくてね
心が綺麗なのがにじみ出ちゃってんだよ。
私のようなすさんだ人間には……
『はッ…吐き気が!!』
「やばい空太!!!!
お前は一度背を向けろ!!!」
〜すっきり後〜
『まったく…リア充オーラが…
もう私はチャットします。
…て…適当にくつろいでていいよ』
綺麗な目に私は「帰れ」なんていえませんでした。
「あれ?そこって…
***っすよね?
俺もそのサイトやってます。」
『えッ本当!????
けっこうマイナーサイトなんだけど!!!
なんだぁっ!!!
このサイト厨の人ならリア充オーラあっても同士じゃないかっ!!!!
名前は!!?
リア友でチャットしてみたかったんだぁ!!!!!!』
(輝兎がこんなに人に興味を示したのは何年ぶりだ!?
すっげえいきいきしてる!!?)
「えっと…
名前は、青碧ヒヨコっス。」
(あおあおひよこs)
『……!?』
嘘…だろ…?
『ぴよっち…?』
「え……
ま…さか…
もなりん…?」
『ぴよっちイイィイイ!!!』
「もなりいいいいいいいいん!!!」
ガバァ!!!
「え…どういうこと?」
『あのね!!
奈々城くんは私のチャッ友だったんだよ!!!
私たち、色んなネトゲでギルド作ったりして
超仲良しなんだよ!!!!
私のMy dearだよ!!!』
「も…もなりんって何…?」
「もなりん…基輝兎さんは、
ネットでは《空色もなか》って言ってネトゲ界では有名なんス!!!
俺だけ仲良しなんで、
俺はもなりんって呼んでいいことになってるんスよ!!!!」
うわァ…
凄いうれしいな…
本当に心の許せる人間がこんな近くに居たなんて…!!!!!