無酸素状態
□開かない鍵*5
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高校一年生の春。
幼なじみであり、
親友である私達3人は
同じ高校に通う事にした
頭の良さで言えばまぁまぁな高校だ。
…だからだったのかな…
私は頭の良い方だ。
運動も出来るし
見た目もまあまあ…らしい
(周りからはそう見えるそうだ。)
自覚はしていたが私は
……愛想が悪い………
「頭良いからって調子乗ってさぁ…」
「…先生に媚びて…」
「汚いよね!!やり方が!!」
そうそう!!!
…そう言って意気投合していた彼女等は
ついこの間まで互いの愚痴を言っていたのだ。
『どっちが汚いんだか』
そんな言葉さえ飲み込み
溜息になり消えた。