無酸素状態

□開かない鍵*7
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『・・・・』

懐かしい夢を見ていたようだ


・・・忘れられない、

私にとって外が「敵」になった理由



『雪露・・・許さな・・・


 ・・・・あれ・・・?』


違和感に気づいた。

そういえば、

今までの私って



―――――何も、してこなかった?

助けだって求めなかった


・・・だってそれが正しい事だと思ってた

誰にも迷惑かけてないから

もしかして、



私・・・あの時自分に酔ってた、の?


相手を見下して


耐えてる自分に?


『あれ・・・私・・・


 何にもしてないじゃないか・・・』


全部自己満足だったんだ。


『あははっ・・・

 私が一番狂ってるじゃないか・・・

 逃げて、自分に陶酔して

 それにも気づかなかったなんて・・・』

何だよ、

相手を見下してたのは

自分は頭がいいと、


『何言ってるの?
 私がっ・・・

 私が一番・・・・・・・


 一番ッ・・・馬鹿じゃあないか!!!!』


ああ、そうか


解ったなら、


『行動に移す、
 作戦なんて無い。

 だって私は馬鹿だ!

 考えたって意味無い!』


行ってやろうじゃあないか!!!

『学校に!!!』
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