腐腐腐BL置き場 ~テニプリ~

□善財物語り 第4章
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あれから時間が経ち、光は部活ができるくらいまで回復したが記憶は余り戻ってこないままだった。
俺との関係は、『忍足さん』から『謙也さん』になったくらい


ゆっくり…
ゆっくりでええ。

そう思う自分と 早く元に戻って欲しい なんていう真逆の感情が交差している。
今は、部に馴染み白石にも相変わらず「きもいっすわ」なんていう生意気口を叩く。それに対して白石は最初感動のあまり「エクスタシィィイーーー!!!」と叫んでいた。
光は苦笑し、「意味わかりませんよ」なんて言っていた。
試合もいい感じにプレー運びをしている。いつもの 光 の姿をみんなは目にした。

それでも、もう甘えてこない。
手を繋がない。

キスしない…

俺の上辺だけの笑顔は誰も知らない…
知るはずない。
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