ごちゃ混ぜ 短編書物

□赤い花
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最期に聞こえた君の歌声

毎日が、嫌だった。

イジメとかじゃない……

自分が、、、

この世界に生きていることが嫌だった……



ーーーーー自分の誕生日に…ーーーーー

12月4日……



今日で、辛いことも……

楽しいことも……

何もかも終わるんだって考えたら、凄く……



………

凄く……何だろう…………



わからないけど、俺は

いつもと同じように行動して、明日にはいなくなるだけ……

それだけのこと……





「ーーーっ寒!」

早く部室に行こう…



それまでより、足を速め部室へ向かった。



「遅くなってsーーーー

ーーーーーーーーーーパンッ!

銃声みたいな音がいくつもしてから、次々とカラフルな紙吹雪が舞い降りてきた。



幸「みんな……せーのっ」

「「におー。誕生日、おめでとう!!」」



ケーキ、看板、飾り……

ほとんどの物に俺の名前が、書かれていた。



ブ「俺、ケーキ担当だったんだよい!このケーキ……どう?天才的だろぃ!」

蓮「おまえが、食べれる甘さにしてある。」

真「仁王。俺からのプレゼントだ。」



渡されたのは、いびつな形のヘアゴム。

赤の中にキラキラと銀色の糸が少し入っていて綺麗だ。



幸「それ真田が作ったんだよ?」

真「ゆ、幸村///」

ジ「別に照れなくても……σ^_^;」



あぁ…………

こいつらといると温かい……



赤「俺からは、歌ッす!」



ハッピバースデー…とカタカナばかりで歌い出す赤也。

最後の方は、みんなで歌っていた。



……ゴメンな…



そのあと、ケーキも食べた。

いっぱい喋った。



柳「仁王君……」

仁「なんじゃ?」



渡されたのは、リストバンド……

裏には、【D.仁王、柳生】と書かれていた。



柳「これからも、お願いしますね」



ほほを少し赤らめて、幸せそうにほほえんだ。



仁「プリッ♪」

柳「貴方は、いつもいつも……」



呆れたように笑い、俺の分のケーキを盗んだ。



なあ柳生……

愛しとるよ……

次あう時は、、、









その日、真っ赤な花が……



一輪、雪の上に咲きました。

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