腐腐腐BL置き場 ~テニプリ~

□善財物語り
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〜1章〜 …謙也視点

光のやつ遅いな…

このところずっと遅刻だ。
待つのも、待たせるのも、嫌いな光が毎日のように、遅れてくるなんておかしい…

ーーーーーキィ……

部室のドアが開いた。

開けたのは、光だった。
俺を見るなり涼しい顔で「遅れてすみませんでした」と、言った。

謙「遅いで?」
光「謙也さんが、無駄に速いだけですわ。」

いつもと、同じ会話だ。

よかった。 …ただ遅れて来ただけやん。俺の考え過ぎーー…ん?

謙「光……これ、どうしたん…?」

目にとまったのは、光のカッターについていた少量の血と砂だった。……ついでに光の動揺も…
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