腐腐腐BL置き場 ~テニプリ~
□善財物語り 第2章
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数分後、「後は任せたとよ?」という声が扉の外から聞こえた。
「おん。おおきに!」
誰かさんの元気な声も、、、
『ギィ』と軋みの入った音と共に目の前には謙也さん。
ホンマ辛い……
謙「光。大丈夫か?」
光「……何がですか。」
言うと、目を逸らし「アザ」と呟いた。
ああ、やっぱ俺は汚いんや。醜いんや……嫌や…もう……
光「も……見ん…と………いて…ください」
泣きながら口から吐いた言葉。
謙也さんがどんな表情をしているかは、わからない。
涙で見えない以前に、見たくない。
俺を嫌がる謙也さんの顔なんて……
謙「……光」
不意に俺の体は、謙也さんに包まれた。