☆LOVE SONG☆

□出会い1
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高校に入学して一ヶ月が過ぎた頃の放課後、俺が帰ろうと校門に向かって歩いていた。
そこに一人の女の子が走ってきた。
避けようと思った瞬間
どん!とぶつかった。

奈緒
きゃ!
あっご、ごめんなさい

とその女の子が謝ってきた。

雄輔
別に〜気にしないで

と言ったが女の子は何度も何度も頭を下げながら謝ってくる。
俺は
もういいよ〜マジ気にしないでいいから〜
それより急いでるんじゃないの?

奈緒
きゃ〜!そうだった〜!行かなきゃ!
本当にごめんなさい

そう女の子は言ってからまた走って校門を走り去って行った。

俺はゆっくり歩きながら女の子のことを考えていた。

1Bって名札が見えた。
俺は1Cだから隣の教室だ。
なんかひたすら謝ってきて可愛かったな。
ぶつかってきたのなんかどうでもよかった。

それから、俺はその女の子が気になって仕方がなくなっていった。

毎日、女の子の姿を見れるか期待しながら昇降口や廊下、学食、とにかく学校中を過ごしていた。

一週間後にやっと名前までわかった。

春日奈緒

それだけでもすごく嬉しかった。
名前がわかったのは、廊下で1Bの担任が彼女を呼んでいたこと。
その後に友達が下の名前で呼んでいたことでわかった。

それから5ヶ月後の学園祭で俺はライヴをやることになった。

そう俺は中学の時から友達三人とバンドを組んでいる。
担当はシンセサイザー。
曲はアニメソングのコピーをやっている。
 

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