☆LOVE SONG☆
□出会い2
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高校生になり始めての学園祭。
親友の唯が前から楽しみにしていた有志のバンドのライヴがあるので、付き合ってよ〜と言われて私は唯と一緒に体育館へと入った。
結構な人数が集まっていた。
奈緒
すごいね〜
唯
人気あるもん
奈緒
そうなんだ〜
自分達のクラスのことをやっていたから来るのが遅くなり、私達は体育館の後ろの方になってしまった。
いよいよ唯、お気に入りのバンドのライブが始まった。
一曲終わったところで私はある人から視線が離せなくなった。
シンセサイザーを担当してる人。
私は子供の頃からピアノを習っていて、今は趣味程度で弾いている。
だから、シンセサイザーには興味はある。
だけど、それだけではなくその人にも惹かれるものがあった。
一目惚れ状態かな。
唯に彼の名前を教えてもらった。
彼の名前は今井雄輔。
1Cで同じ一年生だという。
それから私は、1Cの教室の前を通るたびにドキドキした。
たまにすれ違う時もあるんだけど
恥ずかしくてまともに顔を見ることができない。
日記にも今井君のことを書くことが増えていった。