☆LOVE SONG☆

□彼氏彼女
1ページ/1ページ

公開告白をした雄輔。
隠す必要もなく堂々と付き合うことにした二人。
毎朝駅で待ち合わせて一緒に登校した。
放課後は雄輔がバンドの練習がある時は別々に帰る。

学園祭の翌週の土曜日。

初デート。
定番だけど映画をみて、ご飯を食べて街中をウロウロしていた。
奈緒は手を繋いで歩きたかったんだけど躊躇していたら、雄輔からさりげなく手を握りしめてきた。
それからずっと手を繋いで歩いた。

夕方になり雄輔は奈緒を家まで送った。
そこにちょうど奈緒の母親が玄関からでてきた。

びっくりした雄輔。

奈緒
ただいま〜

ママ
おかえり〜
雄輔君?

雄輔
あっはい!
今井雄輔です。初めまして。
奈緒さんと…お付き合いしてます

ママ
奈緒から聞いてるわよ〜
あがってお茶でもどう?

雄輔
え〜と

奈緒
そうしよ?

雄輔
うん

それから二人は奈緒の部屋に行き
しばらくしてママがお茶をいれて持ってきた。

雄輔
可愛い部屋だな〜奈緒らしいな〜
それに結構綺麗にしてるし

奈緒
ありがとう。
ね〜今、奈緒って呼んでくれた

雄輔
うん。奈緒ちゃんだと友達みたいでいやだから
俺も雄輔でいいよ〜

奈緒
うん!

雄輔
あれ?奈緒ピアノ弾くの?

部屋にある電子ピアノを見て雄輔が聞いた

奈緒
子供の頃習ってて今は趣味で弾いてるだけ〜

雄輔
そうなんだ〜
なんか弾いてよ

奈緒
ひゃ〜雄輔の前じゃ恥ずかしいよ

雄輔
なんでよ

奈緒
雄輔と比べものにならないもん

雄輔
あはは、気にしないのに〜

奈緒
いつかね〜

雄輔
わかった(笑)

その後二人は会話がなくなった。
きまづい雰囲気だったが雄輔の心の中はドキドキしていた。

奈緒
あの…ごめんね…

雄輔
気にしてないよ〜
それより…

斜め前に座ってる奈緒に雄輔は顔を近づけてキスをした。

真っ赤になって照れてる奈緒。

雄輔
奈緒のこと大事にするから…。

奈緒
うん!

雄輔
俺さ…一年の時奈緒とぶつかった時から好きだったんだよね

奈緒
え?そういえばぶつかったけど
あれ雄輔だったの?

雄輔
えっ俺だって覚えてないのかよ〜

奈緒
覚えてない^^;

雄輔
ひで〜(笑)
じゃ奈緒はいつから俺のこと好きだったんだよ〜

奈緒
一年の時の学園祭のライヴの時に一目惚れしたの\(//∇//)\

雄輔
ふ〜ん(笑)
俺の方が先なんだ

奈緒
うん

雄輔
雅紀の方が目立つし人気あるのに?

奈緒
そんなの関係ないよ
それに私、ピアノ弾くからシンセ弾いてる雄輔ばかりみてたもん
かっこいいな〜って

雄輔
あはは
じゃ今度練習みにくれば?

奈緒
いいの?

雄輔
別にいいよ〜
メンバーの彼女も見にくるから
彼女の特権(笑)

奈緒
楽しみ〜

雄輔
あっ明日、スタジオで練習あるから
来る?

奈緒
行く〜

雄輔
じゃ決まり〜!
朝早いけど大丈夫?
9時に迎えにくるけど

奈緒
うん!大丈夫!

雄輔
わかった
あ〜奈緒はLINEやってる?

奈緒
やってるよ〜

雄輔
これからLINEにしない?
夜遅くても電話できるから声聞けるし

奈緒
うん!

雄輔
ID教えて

携帯をバックからだした奈緒

雄輔
あれ、奈緒もiPhone5なんだ

奈緒
奈緒もってことは雄輔も?

雄輔
そう、ほら

奈緒
お揃い〜

雄輔
だね〜

そう話しながらお互いにLINEの登録をした。
雄輔は奈緒のiPhoneを覗きこむ

奈緒
どうしたの?

雄輔
いや…誰を登録してるのかなって

奈緒
唯とか美里ちゃんとか

雄輔
そっか男いるの?

奈緒
いないよ〜
雄輔は女の子いるの?

雄輔
一人いるけど…ブロックしてるし

奈緒
ふーん

雄輔
元カノだよ
今は全く接点ないし

奈緒
そっか

雄輔
奈緒は今まで彼氏いたの?

奈緒
いたけど高校入学する時に別れたよ

雄輔
なんで?

奈緒
うちの学校私立だし結構レベル高いでしょ?
元カレは公立しかいけないし、レベル低いとこ行って…。
自分と私の家庭環境とか頭のレベルの違いが嫌だって言ってた

雄輔
なんだそれ。

奈緒
あったまにきてそのまま別れちゃった。

雄輔
奈緒って怒るんだ(笑)

奈緒
私怒るよ〜(笑)
切れたらやばいから

雄輔
想像できないけど

奈緒
あはは

そうして、18時頃になり雄輔は帰った。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ