☆LOVE SONG☆

□まさかの展開
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翌朝、雄輔が奈緒を迎えに行き、スタジオに入った。
他のメンバー三人はすでに来ていて、雑談をしていた。

雄輔
おはよ〜す!

雅紀
お〜っす!

雄輔の後ろからちょこんと顔をだす奈緒。

雄輔
今日、奈緒が来たからよろしく!

奈緒
おはようございます。
お邪魔してすみません

雅紀
おはよ〜奈緒ちゃん!
邪魔じゃないから(笑)

各々音合わせをして雅紀の合図で
何曲か演奏した。

端っこで聴いていた奈緒は楽しそうにしていた。

雅紀
奈緒ちゃ〜ん!
奈緒ちゃんは何か楽器やるの?

奈緒
ピアノを少しだけ…。

雅紀
じゃあさ雄輔のシンセで何か弾いてみない?

奈緒
無理無理!

と首を横に振る奈緒。

雄輔
弾いてみなよ〜
俺もまだ聴いたことないし

雅紀
ほんじゃ決まり!
なんでもいいよ〜

奈緒
えっじゃ…。
私の好きな曲で翼をください

雅紀
OK^ ^

すーっと息を吸い
神経を集中させていく奈緒。
雄輔のシンセを借りて、鍵盤に指をおき弾き始めた。

奈緒は弾きながら歌い始めた。

今〜私の〜願いごとが〜♪

歌い終わった奈緒に全員から拍手をもらった奈緒。

雅紀
奈緒ちゃんすげ〜よ!
少しじゃないじゃん(笑)
な〜雄輔?

雄輔
うん!

かなり照れてる奈緒。

雄輔
奈緒さ
ジャストコミュニケーション弾ける?

奈緒
弾いたことないけど

雄輔
楽譜みれば弾ける?

奈緒
たぶん

雄輔
これ楽譜
俺がサポートするから弾いてみてよ

奈緒
うん
ちょっと待ってて、頭にいれるから

雄輔
うん

奈緒はブツブツいいながら楽譜を頭にいれていく。
かなりの集中力で…。
しばらくして

奈緒
大丈夫だと思う

雄輔
じゃいいよ〜

奈緒はジャストコミュニケーションを歌いながら弾き始めた。

メンバー全員が驚いた。
初めて弾いたのに雄輔のサポートなしで一人で完璧に弾いたのだ。

雅紀
奈緒ちゃん何が少しだよ(笑)
完璧じゃん!

奈緒
えっ

雄輔
ほんと(笑)
あれで楽譜頭に入るの?
弾いてる時ほとんど楽譜見てなかったでしょ

奈緒
うん、入る…。

雅紀
歌もうまいし^ ^
ね〜奈緒ちゃんさ〜
俺達と一緒にやらない?

奈緒
え〜!無理だよ〜

雄輔
無理じゃないよ
シンセは俺が教えるし、俺のサブなら十分!

奈緒
うん

雅紀
決まりね〜
今日は時間だからこれで解散(笑)

まさかの展開に一番驚いてるのは奈緒だった。

雄輔と奈緒は一緒に帰りながら

雄輔
奈緒〜何が少しだけ弾けるだよ〜
趣味てか遊びで弾いてるレベルじゃないだろ(笑)

奈緒
遊びで弾いてるのは本当だもん

雄輔
俺、ぬかされそう(笑)

奈緒
それはないよ〜!
私は打ち込み?できないもん

雄輔
打ち込みは覚えればできるから
そうだ!これからうちくる?
奈緒に使ってないシンセあげるよ

奈緒
えっいいの?

雄輔
いいよ(笑)

二人は雄輔の家に向かった。
家につくと雄輔のお母さんと弟がいた。

奈緒
初めまして。春日奈緒と申します。

雄輔ママ
いらっしゃい^ ^
雄輔から聞いてるわ
奈緒ちゃん^ ^雄輔をよろしくね

奈緒
あっはい^ ^

良輔
俺、良輔よろしく〜

奈緒
よろしくお願いします
えっと

雄輔
良輔は俺の双子の弟(笑)
あまりに似てるからびっくりしたんだろ(笑)

奈緒
うん(笑)
良輔君は楽器やらないの?

雄輔
あいつはスポーツオンリー。サッカーやってるよ

話しながら雄輔の部屋に行った。

シンセが何台も置いてある。
しばらくして雄輔のお母さんがお茶とお菓子を持って部屋にきた。

雄輔ママ
奈緒ちゃんすごいでしょ〜(笑)
シンセバカで(笑)

雄輔
かあさん奈緒は大丈夫だよ
これから奈緒も一緒にバンドやるから

雄輔ママ
えっ奈緒ちゃんもやるの?

雄輔
奈緒、ピアノ弾けるんだよ
しかも半端なくうまい。

雄輔ママ
ま〜そうなの〜

奈緒
はい^ ^

雄輔ママ
楽しそうね〜

といいながら雄輔ママは部屋をでていった。

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