☆LOVE SONG☆

□ホワイトデー
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一年生と二年生だけになった学校は
少し寂しく感じる。
もう授業らしいことはやらなくなってるし気が抜けてる。

3月14日。
ホワイトデーがやってきた。
男子がお返しする日なのに、男子は奈緒からチョコをもらってないのに
クッキーとか飴とかを奈緒に渡していた。

奈緒
いいのかな^^;

雄輔
いいじゃん(笑)

奈緒
雄輔はお返ししないの?

雄輔
俺?俺は奈緒にしかしないよ〜

奈緒
まだもらってな〜い(笑)

雄輔
あとでやるから(笑)

奈緒
ふ〜ん
もったいぶってる(笑)

雄輔
二人っきりの時にあげたいだけだよ

奈緒
そっか〜

雄輔
そ〜

。。。

放課後の帰り道。

雄輔
奈緒、これあげる

奈緒
ありがと!

雄輔
今あけてみな

奈緒
うん!

包み紙をあけるとそこには
指輪のケースがでてきた。
さらに蓋をあけると二つの指輪があった。

雄輔
一つは俺のだから

奈緒
ペアリング

雄輔
うん、名前も入ってるよ

奈緒
はめて〜

うんといいながら雄輔は奈緒に指輪をはめてあげた。

奈緒
サイズぴったり〜
サイズ教えたっけ?

雄輔
いいや、聞いてないよ

奈緒
なんでわかったの?

雄輔
勘(笑)

奈緒
えっ?(笑)

雄輔
嘘(笑)手を繋いでる時、奈緒にわからないように調べてた
お店の人が苦労してたよ(笑)
これくらいってだけしか言わなかったから^^;

奈緒
あはは〜だろうね〜
でもいつ買いに行ったの?
ずっと一緒にいたし、LINEしてたし。

雄輔
奈緒を送った後、家についたって嘘ついてお店にいた(笑)

奈緒
全然気づかなかったよ

雄輔
お店にいる間も返信してたもん(笑)

奈緒
なるほど(笑)
学校以外ではずっとしてるね

雄輔
うん、俺もそうするから

右手の薬指にはめた指輪はキラキラ輝いていた。

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