生物委員会委員長は苦労人

□09:伊賀崎
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『そう云えば、一平に孫次郎に三治郎に虎若』

「「「「名前紹介ありがとうございまーす!!で、なんですか?」」」」



一年生のテンションは偶に訳が分からない事がある。←(一番言われたくない人)



『舞琴先輩のこと警戒しなくて良かったの?』

「あ〜。竹谷先輩と伊賀崎先輩が平然と話していましたし、」


「ぼくたち生物委員会の先輩で、」

「生物委員会委員長なんですよね」


「琴先輩も竹谷先輩と同じで後輩に甘そうですよねぇ」

「火薬委員長代理の久々知先輩のお兄さんって事もありますし、」

「「「「全然大丈夫で〜す!!!!」」」」



確かに舞琴先輩は後輩にとてつもなく甘い。それを竹谷先輩も引き継いではいる。―――やっぱり竹谷先輩はずるい。



『竹谷先輩だけ先に会ってるなんてズルイ』

「伊賀崎先輩は琴先輩の事本当に尊敬しているんですね」



三次郎が当然の事を言って来る。ぼくだって一番に舞琴先輩に会いたい。

ジュンコやジュンイチたちと一緒に舞琴先輩を裏々々山まで連れて行って、そこでピクニック。


とても楽しそう。生物委員会の活動も其処でしてしまえば一石二鳥!―――ああ、明日からは他の委員会も活動が始まる。

舞琴先輩に迷惑をかけないよう、頑張らないとな!!(竹谷先輩は舞琴先輩を独り占めしてたから敢えて無視だ!)


でもきっと何より上級生が居なくなってしまった委員会にとっては、舞琴先輩が居るだけで下級生皆の落ち着ける空間が出来たんだと思う。

きっと舞琴先輩はこの忍術学園を救ってくれる!!そう、信じてます。



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