生物委員会委員長は苦労人
□22:斉藤
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【22:タカ丸】
舞琴くんの大事な話って何だったんだろう〜?竹谷くんもだんまりだしねぇ。―――一先ず日当たりの良い運動場の木の下に来たのは良いんだけどぉ〜…。
「タカ丸さん。俺、正直今先輩や同輩に会いたくないんですよね…」
『……そうだねぇ…。僕も正直会いたくないやぁ。だってあんな事があったんだもん。恐いしね〜』
なんだ、良かったぁ〜、不安なんのは僕だけじゃないんだ〜。――竹谷くんも不安だから静かだったんだね〜。
「多分舞琴先輩は俺達がどれだけ上級生を避けようと必ず向こうから接触してくると予想をたてている筈………」
『僕達を囮に上級生をおびき出そうとしてるって事ぉ?』
「そうなります。そうなったバヤイを期して忍術学園と出るなと仰られたんでしょう」
『舞琴くんなら直ぐに助けてくれそう〜』
「当然ですよ!!舞琴先輩ならきっと…」
竹谷くんは本当に舞琴くんを信頼しているんだね〜。―――信頼かぁ〜。僕も久々知くんを信頼できてるかなぁ…。
―――「こんな所に居たのか。八左ヱ門、タカ丸さん。俺達と一緒にいようよ」―――
いつの間にか周りには、伊作くんに久々知くん、三郎くんに雷蔵くん、滝夜叉丸に三木ヱ門に喜八郎が居た。
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