生物委員会委員長は苦労人
□27:鉢屋
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後輩の優しさに感動し泣き止んだ後、二人と舞琴先輩の元へ行く。――――何故だか舞琴先輩、後輩に埋もれて見えない……。
私達の話を終えた頃には既に他の委員会は話し終えていた様で他の皆が舞琴先輩に抱き着いている様子だった。―――勢いに負けて倒れたんですね。
『大丈夫ですか?』
「お。話し終えた様ですね。君達が話し終えるのを待っていたんですよ」
『そうだったんですか。………お待たせしました』
埋れたままで言われましても……。四・五年生及び伊作先輩は助けないんですね。
「よっと。………では皆さん。夜分遅くに御呼びして申し訳ありませんでした。―――もう遅いので自室に戻り寝て下さいねー」
え?それを言う為だけに待っていたんですか………?――――――久々知舞琴先輩。通称琴先輩は、私の中では謎の人物のままだった。
舞琴先輩には変装できそうにないな……。情報が少な過ぎて変装しても直ぐにバレてしまいそうだ。
でも何時か、必ず変装して見せる!!―――千の顔を持つ男≠アの鉢屋三郎のプライドに掛けてッ!!!
私は一方的にライバル心のような、追いつきたいと思うような心境を抱くのだった。
おまけ→