生物委員会委員長は苦労人
□31:伊賀崎
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『だ、大丈夫なんですか舞琴先輩』
「何がです?」
『その狼、竹谷先輩にしか懐いていなかったんですけど……』
「可愛いですよね!あ、でも伊賀崎。早く回収しないと面倒な事になるんじゃないですか?」
狼に絶賛癒され中の舞琴先輩が言われる。
「「「「「「ぎゃああぁぁあぁ〜ッ!!!伊賀崎先輩助けて下さいよぉおおー?!!」」」」」」
後輩達がぼくの可愛いジュンイチ二世ときみこに追いかけまわされている。
『ああぁぁぁ〜!!ジュンイチ二世にきみこぉーっ!!舞琴先輩っ、蠍のジュンイチ二世と青大将のきみこです!!』
「ええっ!?そっち!?」
二匹を捕まえすぐさま舞琴先輩に見せる。舞琴先輩がそっち≠ニ言われていたがそっちとはどっちだろうか?
その後は、皆で残りの生物たちを探し捕まえ小屋に戻していく。後で竹谷先輩に怒られるかもしれない………。
皆渋々、偶に悲鳴を上げ舞琴先輩にしがみ付く。舞琴先輩は笑いながら、大丈夫ですよ。と言って後輩達の頭を撫でてあげていらっしゃる。
相変わらずの撫で癖の様だ。全ての生物を戻し終え小屋の前に集まる。………あれ?ジュンコが居ない?!
『舞琴先輩大変です!!ジュンコが、ジュンコが居ないんですーっ!!』
顔面蒼白になりジュンコが居なくなった事を舞琴先輩に報告する。
「「「「「ええぇぇーッ」」」」」
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