生物委員会委員長は苦労人2

□42:女神
1ページ/3ページ

【42:アテナ】



むぅ…昨日は五年生と四年生が来てくれなかったわっ。

毎日来てくれてたのに!如何してっ?



『…みんなを置いて一人で行動したからかなぁ?』

「アテナ様?元気がないですね」



あ、勘ちゃんだ。―――そうだ!勘ちゃんにみんなが何してるか見て来てもらおうかしらっ!



『勘ちゃん。昨日ね、勘ちゃん以外の五年生と四年生が来てくれなかったんだぁ…。私嫌われちゃったのかなぁ』

「!!アテナ様が嫌われる筈ないですっ!俺がちょっと様子見て来るんで待っていてくださいっ」

『うん、ありがとぉ勘ちゃん!』



勘ちゃんは優しいなぁ。でも、伊作くんが一番優しいわよね!!



『そう言えば…伊作くんも来なかったなぁ』

「僕が如何したの?」

『い、伊作くんっ』



びっくりしたぁ。伊作くんを呼んだ瞬間来てくれるなんてっ。これがきっと愛≠フ力なんだわ!!



「そんなに驚かれるとは思わなかったよ」

『伊作くん、昨日は何していたの?』

「昨日はその…。あ、そうそう。君が怪我をしても大丈夫なように薬を煎じていたんだ」



そうだったんだっ!!流石伊作くん!私の事を想ってくれているんだわっ。



『伊作くんが来なくて寂しかったの…。でも、私の為に薬を煎じてくれていたんだったらしょうがないわよね…。ありがとぉ//』

「う、うん…」



??何だか伊作くんの様子がおかしい?


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ