生物委員会委員長は苦労人2

□71:斉藤
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『……う〜ん?』

「どうしたんですか?タカ丸さん」



三木ヱ門が顔を覗いてくる。



『舞琴くん。なんか変じゃない?』

「何を言っているんです、斉藤。私はいつも通りですよ?」


「「??いつも通りの琴先輩に見えますけど?」」

「琴先輩、体調悪いんですかぁー?」

「そんなことはありませんよ?」



おっかしいなぁ?



『僕の気のせいかなぁ?…うーん』

「明日からまた忙しくなりますから、今日は四人とも早く休みなさい」

「「「琴先輩がそういうなら…」」」



そう言って舞琴くんの部屋を出て行く三人。



『じゃあ、おやすみ〜、舞琴くん』

「はい、おやすみなさい」


『………?』

「……………?」


「「「タカ丸さーん。早く戻りますよー」」」



三人が呼んでいる。だけど、僕は舞琴くんのいつもの言葉を待っている。



「…………どうしました、斉藤?」

『…………違う』

「ぇ?」



やっぱり、この人、



『君は誰?』


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