少年少女のお話

□メカクシ団 遊園地にて
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「落ち着いたか?」
「ああ・・・少しは・・・」
あの後キド、マリー、モモ、エネとは別行動となった。現在カノ、セト、俺でシンタローの看病中。
いやぁ、シンタロー君くくっ・・・ホント気にしなくていいと思うよ。ふふ・・・」
「そろそろ黙れ」
にしても暇だな・・・看病はセトとカノだけで十分だろうし・・・シンタローの携帯経由して誰かについて行こうかな。いや、一人でどこか回るのもわるくないかも。
「シンタロー、俺もどこかに行ってきていいかな?」
「ああ・・・別にいい・・・」
「そう。じゃあまたしばらくしたら来る」


さて・・・どこで遊ぶかな・・・ん?あれって・・・シンタロー?なんでこっちに・・・てか幸せ真っ最中的な感じだな。てか18歳がスキップするな。見方間違えたら不審者テベルの危険度だぞ。こっち見んな。なぜ走っていく。


数十分後
後まわってないアトラクションは・・・ん?
「あああああああああああ!」
ん?あれって・・・キド?なんで走って・・・しかも泣きながら・・・てかあいつモモと同行してたんじゃなかったか?
あのジェットコースターでの一見の後、しばらくはみんなでシンタローの看病という名目で(こういう言い方でいいのか?)新しい能力のアイデアについて話し合っていたが(モモの能力をカバーするキドの能力をモモに与える能力・・・簡単に言えば『目を与える能力』)をどうにかして生み出どうとしたが、できなかったので断念。結局キドがモモに動向するという結果になった。
お化け屋敷から出てきたみたいだけど・・・モモどこいった?
決まってるだろ。あそこに置いていったんだよ。
やあ俺の中の悪魔。6年ぶりだね。で?
だからキドがモモを置いていったんだろ?
そんなわけないだろ。
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・天使!?
何?
何?じゃねえよ!もっと早く出てこいよ!
めんどくせぇ。
おまえ本当に天使か!?
とかなんとか一人劇場やってる間にお化け屋敷入っていったらいいと思うんだがな
あ、それ考えてなかったわ(天使&菊)
おい俺。



お化け屋敷内
エキストラの方に追いかけられたり、仕掛けを無視したりで数分。
「あれ、菊」
悪魔の勝利が決定いたしました。
キドさ、団長なら団員置いてくなよな。
「・・・てかお前なんで特殊メイクしてるんだよ」
モモは頭に小道具の斧をつけ、血糊を頭に塗っていた。
「実は団長さんに置いてかれちゃって。それでここの陰に隠れてたんだけどこの斧見つけてさ。迎えにきた団長さんを驚かせようかなーって」
「・・・もう十分なほど驚いてると思うけど」
後ろから「ひぎゃああああ!」とか「ああああああ!」とか悲鳴が聞こえている。後なぜかキドのお気に入りの音楽が大音量で聞こえる。
ipodってこんなに音でかかったっけか?
「・・・で、どうする?ここから出るか?俺の能力使えば出れるし、キドには後で連絡いれればいいし」
「折角だし団長さんと出るよ」
「はいはい」
どうなっても知らないぞ。


数分後
後行ってないアトラクションは―
「・・・っ!?」
いきなりトラックに衝突でもしたかのような痛みを感じた。実際にトラックに惹かれた俺が言うんだから間違いない。
「・・・?」
だがその痛みは一瞬にして治まった。
「なんだったんだ・・・?」
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