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扉を開けたその先は、木々たちが
ひしめき合う、山の中だった。
そして、あたりを見渡しながら
恐る恐る、ドアからでると、
とたんに、ドアは消えていっしまった。
そして、私は気づいた。
視線が低くなったのを、
手足をみると、短くちっさくなっていた…
ご丁寧に着用していた服、靴も小さくなっていた。
どーゆ、こと?
鏡がないので、どこまで小さくなったかわからないが、
自分で思うに、3・4歳って所かしら。
とりあえず、山にいても意味がないから
降りようと、歩いて見た。
しかし、一行に景色がかわらなかった。
不安とパニックで、涙が出そうになった。
そんな時
ガザガザッッ
木々と草むらあたりから、
そんな音がして、目をやると
ニョキッ
「ぎゃー!でたーーー!!」
と叫んで、一瞬で木に登った。