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朝目を覚ますと、
頭に鈍い痛みが走る。
「ぃたっ」と小さな声で痛みを
声にだし、痛みに耐えると。
周りを見渡す。

ここ、どこだろ?
マルコとお酒飲んでた途中までしか
記憶がない。
なんで、ベット?宿屋まで、
いつもどったのだろう?

ふと、ベットにぬくもりを感じると、


「え!!なんで?…」


頭真っ白とは、
この事だろう。
ふと、目をやった場所で
固まってしまい。思考回路が
ショートした。


もちろん、その目線には、
リナの横にねてるマルコだった。

そして。なんの前触れもなく、
目を開けるマルコ。

「あぁ、おはようよい」

「おはよう」


・・・・・・・。


「って、違う!」

あまりに、呑気な声で挨拶される物だから、ついつい、のほほんとかえしてしまった。

「な…ど…え??!」

「朝から五月蠅いよい」

まだ、眠たいのであろうマルコは
パニックをおこしてるリナに黙ってろと言うと
また、寝ようとした。
そして。思い出したように、
「お前が飲んでる途中に寝ちまったから、運んだんだよい、それに、お前見たいなガキに手を出すほど飢えてねぇよい」
と言って、また寝出した。


リナには、「手を出す」との、理由はわからなかったが、
何もなかった、との事は解った。

何もなかったと、わかったが、
自分でも何が何も無かったのかと、
解らず首を傾げた。

「ん〜?ま、いっか」

結果、リナも無かったし、安心感している、
リナの元にポケットにいれていた、
でんでん虫が
プルプルプルっとなり始めた。

「はい!」

『リナ中将!今から島に上陸いたします!」

「あー。忘れてた…。うん、解った!今からいくわ!」

『了解いたしました!』
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