short

□甘いぐらいが丁度いい
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「...デヒョンおっぱ」



抱き締めた腕の中で


小さな声で名前を呼ばれる



ん?と尋ねて


頭やをぽんぽんと撫でてやると


揺れる瞳に俺が映った


 



「おっぱはヨンジェとあたしどっちが好きなの」


「え」



変化球な質問に素っ頓狂な声がでる

 


ヨンジェ



ひむ子




......。


 


「両ほ「馬鹿あほどじ間抜け」


 


ばたんっと閉められたドアに


一気にざわつくリビング



突然のことに驚きつつも


込み上げてくるにやけが収まりそうもない
 



口をついて出てきた悪口があれなんて


なんて可愛いんだ僕の彼女は。


 

 

にやけをなんとか抑え込んで


ざわつきの止まらないリビングへ向かう



「おー「やー!チョンデヒョン!」



お、なんだなんだ


興奮ぎみのヒムチャニひょん



「おま!ひむ子ちゃんのこと泣かせたなこの!」


え、泣いてんの


 

「ひむおっぱぁ、デヒョンがー」


「うん、そっか、辛かったよね」


「うぅぅ....あ、デヒョンおっぱ」



そんな濡れた瞳で



「デヒョンおっぱなんか馬鹿あほどじ間抜けなんだから!」


「はぅっ、」

 


ひむ子、辛いか


俺も辛い



「ほらー萌えるなそこ」


「ヨンジェ、だって不可抵抗力だよ」



 
悶えている俺に


ひむ子の涙声



「ヨンジェおっぱのが好きなんでしょ」



「え、僕?」


「ひむ子....」


「え、え、僕無視、ね、ちょっ」



もうもうもうもう



「ひむ子愛してるよ」


「デヒョンおっぱ、」



ぐいっとヒムチャニひょんにくっついてる


ひむ子を引き寄せれば


ぽすっと俺に収まる

 


「ヨンジェおっぱより?」


「愛してる」


「ちゃんと言ってよ」



「ヨンジェよりひむ子のが好き、愛してる」


 



甘すぎるぐらいが丁度いい
(呆れる程甘やかしてどろどろに融かしてよ)



 

「ってことなんで、ヨンジェおっぱ!」


「はい」


「あたしのデヒョンに近づかないで下さいね」


「どちらかと言えばデヒョンが「返事は」


「は、はい」



な、なんで僕が怒られたの



そこでちゅっちゅしてますけど


「わかったから部屋行けお前ら」



く、にやけるなチョンデヒョン



 


YG「相変わらず熱いなー」

ZL「おぷひょん、」

JU「ジュノンや、羨ましいな」

ZL「うん」



 
       -おわり-
 
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